はじめに
よく耳にするようになった「メタバース」「仮想空間」「NFT」などの言葉たち。
詳しくは分からない用語なんだけど、最近こんな感じのニュースを目にしました。
「K-POPとメタバースは相性が良い」から、今後は音楽業界に新しい風が吹いて、この流れが加速していくだろうと考えられています。
これはK-POPアイドルを推してる方なら、無関係ではいられない話しなのかもしれません。
ちょっと先に予備知識として、その世界を知っておくためにも一緒に勉強してみましょう!
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メタバースとは??
そもそもメタバースとは??
メタ(超)×ユニバース(宇宙)を合わせた造語。
メタバース=Metaverse
コンピュータの中に構築された仮想空間。
非現実的な体験ができるもの。
オンラインゲーム・バーチャルオフィス等で、今は活用されています。
アバターとは??
このメタバースの中でアバターを動かします。
ではアバターとは??
3次元の仮想空間で動く、
自分の分身となるキャラクター
これは想像しやすいですね!
イメージとしては、ゲームの「あつまれ!動物の森」の感じです。
VRとは??
じゃあゲームをしながら、
ゴーグルみたいなものを付けるVRってなに??
VR=Virtual Reality
バーチャルリアリティー(人工現実感)
仮想的な世界
あたかも現実と同じように体感できる技術
VRとは、メタバースの世界を体感できる技術のこと。
おじいちゃんやおばあちゃんが、足腰が悪くなり旅行に行けなくなった時など、VRで世界旅行が体験できたり、ふるさとの街並みも体験できます。
NFTとは??
最後に、NFTって一体なに?
NFT=Non-Fungible Tokenの略で
日本語訳は、非代替性トークン
えっとナニソレ?よく読んでみても意味不明すぎる言葉です。ちょっと、現実逃避したくなるぐらい、意味が分からないですね・・・
もっとかみ砕くと、
空間にある、土地や作品を所有するときの「権利」だそうす。
言わば、デジタル資産のこと!
デジタルのものを所有する時代。
デジタルのものを売る音楽業界やアート業界では、今まで所有権の証明は困難でした。
なので「NFT」で唯一無二を証明し、情報を記録する仕組みができ始めているとのことです。
SMの場合
では、本題となるK-POPとメタバースがどう結びつくの??
韓国音楽芸能では、このメタバースへのじわじわと始まっていて、一気に加速する流れかもしれない事が予想されます。
この韓国大手4大事務所の最近の動向を以下に分かりやすく、まとめてみました!
SMエンターテイメント
2021年、総合プロデューサーのイスマン氏は、メタバースの重要性を説き「デジタルコンテンツ商品に価値がつく時代。その価値はますます大きくなる。」としています。
「SM Culture Universe」という名前の世界観をより展開!!
それは一体なに??
これこそがSMが描くメタバースであり、世界中のすべてのファンを紹介する巨大な世界。
その舞台となるのが
「KWNGYA(クァンヤ)」
ここで繰り広げられる音楽とストーリーは、SMのコンテンツを通じて届けられます。
「KWNGYA」という言葉が、SM所属アーティストの曲の歌詞に度々登場しています。
この名前をファンに認知させたい戦略ですね。
各アーティストの歌詞の中にこの言葉を散りばめる・・
無理やりこの言葉を入れる強引さ・・
歌詞の世界観を壊さいの??って疑問も残るけど?!
特に力を入れているのが、2020年デビューの「aespa(エスパ)」
4人組多国籍女性アーティスト。
「自分のもうひとりの自我であるアバターに出会い、新しい経験をする」という世界観を表現していて、メンバーにはすでにアバターが存在しています。
JYPの場合
JYPエンターテイメント
JYPは、メタバースなどに代表される新事業分野による相乗効果を強化していく方針。
世界初のオンライン専用コンサート専用会社「Beyond LIVE」
SMエンターテイメントと共に共同設立。
JYP&SMがタッグを組んでオンライン専門会社を設立していたのは、驚きです。このご時世で、エンタメ業界は苦境に立たされたけど、今までと違った選択肢が増えているのも事実だよね。
JYPとDUNAMUがNFTの合併会社設立
NFT取引プラットホーム
「UPbit NFT」を発表
3Dアバターソーシャルアプリ
「ZEPETO(ゼペット)」に投資。
このアプリで何ができるの??
・アバター用の衣装アイテムの販売
・仮想空間内でのバーチャルサイン会
・ZEPETO内の本人アバターが出演するMV作成
チームJYPの子たちは、事務所の方針にのって、アバターや3Dアプリ「ZEPETO」のキャラクターなどでも、登場する可能性は高いと思う!
やはり大手所属なので、オンラインライブなどの開催も期待できるね!
YGの場合
YGエンターテイメント
非対面時代に合わせたメタバースを活用し、世界のファンに差別化された体験を提供!
子会社YGPlusを通してNFT市場に進出。
YGも
「ZEPETO(ゼペット)」に投資。
ZEPETOのファンサービス空間を通じて「the SameE」をオープン。
the SameEのインスタは、こちら
ソウルの社屋の向かいに、ショップ兼カフェの「the SameE」があります。
現実にあるこのショップを、メタバースの中にもオープンしたみたいです!
2020年・世界最大の仮想通貨取引所「BINANCE」と提携。
NFTを含む新事業に進出。
「K-POPのトップランナーとして、それにふさわしい環境にやさしい革新的なモデルを構築していく」としています。
HYBEの場合
HYBE
BTSに関連したNFT販売に向け、暗号資産の交換業者と提携。
アーティストIP基盤のコンテンツ
商品をデジタル資産としてファンに販売していく。
2019年よりファンダムプラットフォームの「Weverse」を展開。
ライブチケットやグッズ販売 コンテンツ配信などの際に利用。
HYBEも
「ZEPETO(ゼペット)」に投資。
今後も、NFT事業の拡大に意欲的です。
他の事務所はどうなる??
先ほどの大手事務所以外は、どんな動きなのか??
FNCエンターテイメント&CUBEエンターテイメントもNFT事業に名乗りを上げている状況です。
今後はエンタメ×テクノロジー企業でタッグを組み、新しい収益の獲得方法を展開していくようです!
FNCエンターテイメントの所属はCNBLUE・NFiyingなど。
CUBEエンターテイメントの所属はPENTAGON・(G)I-DLEなどです。
なるほど~!大手事務所の後に続くように、他の事務所も動いているようですね!
PNATIONは??
これから初のアイドルグループのデビューを控えているPNATIONは、どんな動きになるのか??
2022年2月17日時点では、
LOUD関係の動きもストップし、アーティストのカムバックも予告されておりません。
2019年設立のまだ小さい事務所なので、今のところは特にNFT事業などの関りや、情報はなかったです。ただ、アイドルを今後も育成し、グローバル展開を望んでいるので、PNATIONも何か考えがあるかもしれません。
こちらは、今後も動向をチェックしていきたいと思います。
<追記>
2022年5月17日に、PNATION初となるボーイズアイドルグループ「TNX」がデビューし、2022年5月30日に、Weverseにコミュニティをオープンしました。
LOUDその後「TNX」6人組ボーイズグループでPNATIONからデビュー
メリット・デメリット
この流れがK-POP界や推し活にはどう影響していくの?
動画や音声が付くデジタルトレカも、今はまだ抵抗がある方もいますよね。だけど、唯一無二の価値はつくようになります。少しずつですが、このように推し活にも変化が現れてきてます。
考えられるメリットとしては・・
①アーティストにちゃんと還元される。
②唯一無二を証明できる。
③デジタルにもプレミアムが付き、価値が上がる可能性がある。
④コロナ禍のような非対面でのアイドル活動、
また兵役期間なども、メンバーのアバターがコンテンツの中でライブなどを開催し、ファンと繋がる手段にもなる。
⑤転売が可能になり、また継続して著作者にロイヤリティが入る。
逆に考えられるデメリットは??
①ファン側に立つと、物の所有欲が満たされない。
②手数料が高い可能性。
③法がまだしっかり整備されてはいなので、明確なルールがない。
メリットは、デジタルのものでも唯一無二が証明できるし、また著作者(アーティスト)にもきちんと還元される流れができる事です。
デメリットとしては、ルールがまだはっきりしていないので、分かりずらさがある事。
今後それぞれに対応したルールが決まって行くと思うので、明確なルールが分かればファンも安心して使えるようになりますね。
まとめ
K-POPとNFT&メタバース。ややこしく難しいけど、なんとなくですが、少しは理解はできた感じです。K-POP界も、本気度が高く情熱的に取り組んでいるので、推しの応援方法も、いろいろと変化していくかもしれません。
今後もこの流れをチェックしていきたいと思います!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊
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